産科Q&A

  • Q1 結婚して半年たちますがなかなか妊娠しません。不妊症?
    • 不妊症については、いくつかの意見がありますが、日本においては、2年以上経過しても妊娠が成立しないカップルを不妊症と診断するのが一般的です。
      半年では不妊症の心配をすることはありませんが、それでも心配な場合は、2~3ヶ月くらい基礎体温を記録し、産婦人科を受診されると良いでしょう。しかし以前より生理不順や不正出血がしばしば認められるときは早めの受診をおすすめします。

  • Q2 初診の時にする事と、何を準備していけばいいでしょうか?
    • 問診、尿検査、内診、超音波検査をおこないます。問診表には最後の生理の時期、妊娠検査の有無、今までの妊娠の有無などを記入します。服装は、基本的に制限はありませんが、脱いだり着たりしやすい楽な服装が良いでしょう。採血や血圧測定などありますので、薄手か、上着が脱げる方がベター。母子手帳はまだ必要ありません。

  • Q3 出血がありました!どうすれば良いでしょうか?
    • まず、病院にお電話下さい。いつからかどれくらいの量か、腹痛はあるか?などお話し下さい。入院が必要となる場合があります。

  • Q4 つわりがひどいのですが、いつまで我慢すればよいでしょう?
    • つわりはほとんどの妊婦さんが経験することで、病気ではありません。あまり激しく動いてはいけない時期ですので、食べ物も好きな物を食べて、なるべくリラックスして過ごしましょう。精神的な問題も影響します。あまりひどい場合は入院したり、実家に帰ったり、生活環境を変えて良くなる事もあります。
      個人差はありますが、だいたい16週くらいまでに落ち着くことが多いです。

  • Q5 仕事は続けてもいいでしょうか?
    • 仕事の内容にもよりますが、過度のストレスがあったり、残業などきつい仕事はシフトを変えてもらったり、産休を取るなど職場と相談してみましょう。通勤の状況も影響大です。1時間以上立ちっぱなしの満員電車の往復や、自転車での通勤はやめた方がよいでしょう。自動車の通勤も控えた方がよいと思いますが、どうしても必要な場合は、時間に余裕を持って安全運転を心がけてください。

  • Q6 虫歯の治療を受けたいのですが。
    • 治療は受けましょう。受診時は妊娠していることを必ず告げてください。局所麻酔も基本的には大丈夫です。

  • Q7 風邪をひいたのですが。
    • 自己判断で市販の薬を内服せずに、必ず受診してください。もちろん内科でもかまいませんが、お薬は産婦人科で出してもらうように言われる事が多いようです。

  • Q8 タバコやお酒はやめた方がよいでしょうか?
    • タバコを吸っているとお腹の赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届かない場合があります。またお酒もお腹の赤ちゃんの成長に悪影響を与える場合があるので、タバコ、お酒のかわりにミントティーや低カロリーのシュガーレスガムなどでのリラックスを心がけましょう。

  • Q9 偏食を治したほうがいいでしょうか?
    • 口から入る栄養は最終的に胎盤を通ってお腹の赤ちゃんに届きます。ビタミンや鉄分、カルシウムなどのミネラルをバランス良く摂りお腹の赤ちゃんが健やかに成長するよう心がけましょう。また偏食は体重増加の原因にもなります。カロリー・オーバーにならないよう気をつけましょう。

  • Q 10夫ではなく、母の立ち会いは可能でしょうか?
    • 可能です。ご本人がリラックスできる環境が安産の条件です。分娩室への入室には大人数は無理ですが、お子さんを立ち会いされた方もいらっしゃいます。